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環境への取り組みインタビュー

廃棄物削減への取り組み:通い容器の導入

株式会社新進 購買部

海外からの食品及び原材料の輸入には従来、木箱が利用され、使用後はその都度、焼却処分を行いその量は年間を通して膨大なものとなっていました。また、輸送中に壊れやすく、中に収納された食品が損壊することなども問題となっていました。この資源の大いなる浪費とCO2排出を伴う廃棄物の増加を鑑み、弊社は通い容器導入への挑戦を開始したのです。1997年暮頃、私たちが、このような問題を解決すべく検討していたところ、容器メーカーから、海外渡航に耐える通い容器を導入してはどうかとの提案がありました。検討に際し、私たちはいくつかの課題を設定しました。

・ 収納性として従来の木箱500kgと同等以上の容積があるもの。
・ 容器の材質を衝撃や温度差にも強い材質とし、数年間に渡る使用に耐えること。
・ 通い容器として海外へ送り込みする際に、省スペース化が可能で、輸送コストが限りなく低く抑えられること。


まず、容積についてメーカーに問い合わせたところ、当社の要求を満たす大容量の規格品は無く、そこで私たちは容器メーカーと共同開発を行うことにしたのですが容積が600リットルでそれをさらに分解組み立て式にするという構想は、当時としてはかなり困難を極めました。内容の原料野菜がかなりの重量になることもあり、分解・組立て作業が可能な構造で強度を確保する為には材質も適切な選定が必要です。また輸入元の中国は大陸性の寒暖の激しい気候で、産地によって冬はマイナス20℃を超える地域もあり、また、夏の港湾等での暑さも過酷で、これらに耐える材質が要求されます。その規格により費用の面も大きく関わってきますので、試行錯誤を繰り返し、納得できる試作品が完成したのが1999年の半ば頃でした。



容器の底板と側板の材質をポリプロピレン、天板を柔らかめのポリエチレンにし、側板をステンレスのパイプで底板に繋ぐ形式にして作業者が簡単に分解、組み立てできる構造に仕上げました。従来は釘を外して荷解きし、使用後は解体して焼却していた作業者の負担が、この容器の採用により大幅に軽減され、費用の面でも、中国沿岸地域からの輸入では6往復目から採算がとれ、従来の木箱方式と比較しても大きな効果が確認されました。 こうして2000年7月から300セットを初回制作。運用状態を確認しつつ効率を上げ、現在1980セットを輸入業務に導入し、輸入全体での活用率は2008年末において約79%に達しています。



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